歯周病初期は痛みがほとんどなく、知らず知らずのうちに進行していくやっかいな病気です。末期まで進行してしまうと、歯を失ってしまうだけでなく全身に悪影響を及ぼし、糖尿病、心内膜炎、脳梗塞。敗血症、菌性菌血症、消化器官系の疾患などの重大な病気を引き起こす原因にもなります。
できるだけ歯を削らない
歯は一度削ってしまえば元に戻らない細胞です。
当院では 「MI(Minimal Intervention:最小限の侵襲)」の概念を心がけ、多くの歯を残す虫歯治療を行います。
しっかり磨いているのに、以前治したはずの歯が、 また虫歯になった。そんな経験を持つ方は多いと思います。
以前の治療でもし虫歯が残っていたとしたら、もちろん再発するでしょう。
当院では「齲蝕検知液(カリエスチェック)」という虫歯の部分を ピンク色に染め出す特殊な液体を使用し、 虫歯の取り残しを防ぎます。
歯医者が苦手な理由の1つに麻酔の痛みを挙げる方が多いと思います。
当院では針を刺す前に表面麻酔を行い、「カートリエースPro」という電動注射器を使用しています。
電動注射器とは電子制御により一定のスピードで一定の量の麻酔薬を注入するため、痛みを最小限に抑えることができます。
審美歯科とは「口腔内の形態美、色彩美、機能美の調和を図る治療」、つまり歯や歯ぐきの色や形を自然な美しさにし、より良く咬める状態にする治療です。
誰しも銀色より白い歯が良いと感じるでしょう。
現在、保険治療に使われる、いわゆる銀歯というものは、12%金銀パラジウム合金という金属です。この金属には、金属アレルギーの原因になりやすいパラジウムを20%も含んでおり、先進国で使用が認められているのは日本だけです。
スウェーデンなどでは、妊婦さんや小児への使用が禁じられるほどですから、あまりよい材料とは言えません。
日々医療は進歩していますが、この金属だけは昭和の頃から全く変わっていません。
進歩した最新技術は保険のきかないセラミックなどの材料があげられます。
セラミックは自然な透明感があり、身体にも優しく、なにより思考などの汚れがつきにくく、虫歯になりにくいという特徴があります。保険のきかない自費診療、費用はかかりますが、歯を大切にしたい、再診の治療を受けたいという方にはおすすめです。
治療法、材料、費用等はカウンセリングルームにてご説明させていただきますので、納得した治療法をお選び下さい。
ホワイトニングとは、歯磨きやクリーニングでは落としきれない歯の着色をきれいにし、歯を白くする治療法です。歯を削ることなく歯の中にある着色物質を特殊な薬で分解して白くしていきます。
当院では「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」を行っております。
最大限の効果を期待される方には「オフィス」と「ホーム」の両方行う「ディアルホワイトニング」も行っております。
・オフィスホワイトニング
歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が行うホワイトニングです。
高濃度の薬を使用し、1時間程度の診療で白さが実感できます。手軽に行うことができますが、その分後戻りが早く、効果の持続期間が短いとされています。一時的に知覚過敏のような副作用も出やすいと言われていますが、すぐに歯を白くしたい、自分で行うのは面倒という方にはおすすめの方法です。
・ホームホワイトニング
患者様専用のマウスピースを作り、高濃度の薬を入れて装着するという方法です。
1日2時間を目安に薬を作用されます。効果が現れるまで2週間程度かかりますが、後戻りしにくく、持続期間が長いのが特徴です。
・デュアルホワイトニング
2つの方法を合わせたホワイトニング法です。
まずオフィスホワイトニングで一気に歯を白くした後、ホームホワイトニングで効果を持続させます。両方行う分、歯へのダメージが強くなり、費用もかかりますが、歯をすぐに白くしたい、後戻りも防ぎたいという方にはおすすめです。
治療終了後でも虫歯や歯周病の再発を防ぐために定期的なメインテナンスが必要です。
研究論文の中でも、メインテナンスへ通う人と通わない人では歯の喪失数(歯を失う数)に差があることが証明されています。また、お口をクリーニングすることにより、口の中の悪い細菌が減少しますが、3ヵ月程度で元に戻ってしまうという報告もあるため、予防歯科はとても重要な治療と言えます。
治療方法
・PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
専門家(歯科医師や歯科衛生士)による機械的な歯の清掃を行います。
・T.B.I.(Tooth Blushing Instruction)
口腔清掃指導と訳されます。つまり歯磨き指導です。虫歯や歯周病は細菌の感染症です。
患者さん自身のホームケアがなにより重要となるため、治療中はもちろん治療後も効果的なブラッシングを指導いたします。
・フッ素塗布
フッ素には以下のような歯への良い効果が報告されています。
・歯質の強化
フッ素はエナメル質と化学反応を起こし、フルオロアパタイトという物質を作ります。
フルオロアパタイトは酸に強く、虫歯予防効果を発揮します。
・再石灰化の促進
虫歯になりかかったエナメル質を再石灰化し、歯を修復します。
・虫歯の原因菌の抑制
虫歯の原因となる細菌の酵素の働きを抑制し、酸を作りにくくします。
矯正治療とは悪い歯並びや咬みあわせをきちんと咬みあうようにし、きれいな歯並びにする治療です。
歯並びが不ぞろいだったり、上下の歯がちゃんと咬みあわない状態を「不正咬合」といいます。不正咬合をそのままにしておくと、
・食べ物が良く噛めない
・言葉の発音が不明瞭になる
・虫歯や歯周病になりやすい
・口臭の原因になる
・顎の間接に負担がかかり、顎関節症の原因になる
などの問題がでてきます。
また不正咬合を治すことで、全身の健康にもつながり、自信が持てるようになります。
当院では現在、月に1度矯正専門のドクターが診療に来ています。
相談は無料ですので、一度予約とられて相談してみませんか?
ドクター紹介:鳥越 剛
経歴:
所属学会:日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
資格:日本矯正歯科学会認定医
歯周病や虫歯により歯を失ってしまった場合、その歯を補う方法は3つあります。
それぞれの特徴を理解し、ケースに応じて最適な方法を選択いたします。
入れ歯
総入れ歯、または部分入れ歯による治療。取り外し式の義歯をお口へ装着します。
ブリッジ
失った歯の両隣の歯を削り、橋(ブリッジ)をかけるように連結したかぶせ物を装着します。
インプラント
「人工歯根治療」ともいわれる治療で、歯の抜けた部分の顎の骨にインプラント(人口歯根)を埋入し、その上に支台部と人口の歯を固定する治療法です。