長崎県にて学会発表いたしました。
2023年10月15日 カテゴリー:学会レガーレデンタルクリニック院長の松本一真です。
先日の13日(金)、14日(土)と臨時休診にさせていただき長崎県で行われた第66回秋期日本歯周病学会学術大会にスタッフとともに参加してまいりました。
会場は長崎県の長崎駅に隣接する出島メッセ長崎でした。
今回のテーマは『グローカルな歯周治療』です。
グローカルとは「地球規模・世界規模」を意味するグローバルと「地域・地元」を意味するローカルという単語を組み合わせた造語で、世界規模の考え方、視点で地域に貢献するという意味です。
歯周病は世界中に蔓延した疾患ですが、実際の歯周治療は地域に密着したそれぞれにあった治療を行わなければなりません。今回の学術大会はこのような視点の講演が多数行われ、非常に有意義なものとなりました。
今回の学術大会にて、私は歯周病専門医の臨床ポスター発表をしてまいりました。
臨床ポスター発表とは、日頃行っている歯周病の治療をまとめ、その治療結果から考察されることをポスター形式で発表するというものです。
今回私は「広汎型重度慢性歯周炎患者に対しFGF-2製剤を用いた歯周組織再生療法を行った一症例」というタイトルで、リグロス®という歯周組織再生剤を用いた治療について報告してまいりました。
恩師である伊藤公一先生をはじめ、お世話になってる諸先輩方の先生方と症例について検討させていただき、ご指導をいただきました。このような時間は非常に貴重で、歯科医師として歯周病専門医としての大きな糧になります。
当院に来院される患者の皆様は歯周病に苦しんでいる方が非常に多いです。これは歯科治療全般に言えることですが、歯周病の治療も日進月歩で新しい考え方や術式がどんどん増えていきます。スタッフを含め自分自身の知識を常にアップデートしていかなければ、歯科医師としてクリニックとして古いものになってしまいます。
今回定休日を含め長いお休みをいただき、多くの患者様にご迷惑をおかけしましたが、常に新しい方法で患者さんを救っていくための大切な時間ですので、ご理解を頂けたらと思います。
また明日から診療を再開いたします。まだ新患の受け入れを一時停止させておりますが、今通われている患者様の治療を迅速丁寧に進め、また早く新しい患者様と出会っていきたいと思います。
松本